春の雨、エモサウナ:目黒のスタバ、雨の南麻布と竹の湯。

エモサウナ
今日は、もう4月半ばなのに雨が降っていて少し肌寒い。
こんな日はサウナの暖かさに包まれたいけれど、コロナのせいで、今それは叶わない。
雨のせいで思い出してしまう。大好きなあのサウナと懐かしいあの街の情景を。そして恋人にはなれず、友人にも戻れなかったあの女性のことを。
目黒のスタバ。洗練された印象の和風美人。

彼女と出会ったのは、目黒だった。洗練された印象の和風美人。
僕は久しぶりの東京で。慣れない街での仕事だったけど、ちょっと時間をつぶせるカフェを探してた。
そんな時、いかにも東京に馴染んでる彼女と偶然、本当に偶然視線があって、近くの、だけど少し表通りから分かりにくいスタバに案内してもらって、会社へ少し急いでいるようだったけど、コーヒーを一杯だけご馳走させてもらった。
どうしてもその人に、慣れない東京で触れた優しさへのお礼がしたくて。そして魅力的なその人を、もう少しだけ知りたくて。少し話してみると、忙しい二人にしては本当に奇跡的に、その日の夜だけ空いていた。そして、約束した。仕事が終わったら、麻布十番で食事しよう、って。

初めての麻布十番と、それからの日々。

お互い改めて自己紹介から、趣味の話、海外留学の話題や旅行の話。
ここ数年の忙しいワークの話や、悩み事、これまでのそして今現在の恋愛事情。
嘘みたいに話題が尽きなくて、楽しくて、もっとお互いを知りたくなって。
あっという間に時間が過ぎる、とても楽しい夜に、僕らはそのまま、お互いの特別な存在になった。
多分、恋人ではないけれど、友達でもない。だけどいつも一緒にいて、一番楽しい人。

南麻布のお洒落なビストロ、銭湯系サウナ竹の湯

彼女が住んでいたのは、南麻布だった。
麻布十番から少し歩いた静かな住宅街。おしゃれな商店街やビストロもありながら、一本道を入るとそこには、ナイスな銭湯系サウナ「麻布黒美水温泉 竹の湯」。しっかり冷えてる水風呂も当たり前のように黒くて、肌に深く滲み入る柔らかな水質。
銭湯系サウナだから、常連のおじいちゃん達に、僕は恐縮しながら挟まれて、何度も交互浴をした。
帰り道、今日みたいな春の嵐を思わせる雨が降っていて、小さな借り物の彼女のビニール傘をさしながら、いつものコンビニで、アイスとホットコーヒーを買って帰った。そういえば、アイスの趣味だけは合わなくて、いつも文句を言われてた。火照った身体に吹き付ける暖かい風と柔らかい雨と彼女との日々が、とても心地よかった。

僕は今でも時々、彼女の幸せを祈る。

そんな彼女は去年、久しぶりに再会した幼なじみとの挙式をハワイであげたそうだ。
きっと、僕のことなんかすっかり忘れて幸せな日々を過ごしてることだろう。
少しだけ寂しいけれど、それでいいし、その方がいい。僕だけは今も時々思い出して、彼女の幸せを祈ってる。

今日みたいな肌寒い春の雨は、サウナと黒湯で火照った身体で急ぎ帰る、あの南麻布を思い出す。
コロナが落ち着いたら、懐かしいビストロ訪問ついでに、竹の湯にまた行ってみよう。

本日のエモサウナ
麻布十番 黒美水温泉竹の湯 https://sauna-ikitai.com/saunas/1937